更新履歴
2022年11月13日 更新しました。
はじめに
脳梗塞は発症部位によって後遺症が違います。専門の先生とよく相談して下さい。
脳梗塞で倒れ、長期間入院した経験の生きざまをまとめています。いろいろな記事内容を寄せ集めています。
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維持期の 脳梗塞自主リハビリ
”リンク先のURL”目 次(Contents)
第1章 脳梗塞とリハビリ
FAST 脳梗塞 早期発見
脳MRI
促通反復療法 川平法
マン・ウェルニッケ
ニューロンとシナプス
急性期・回復期・維持期(生活期)リハビリテーション
ブルンストローム・ステージ
簡易体操
筋トレーニング
【立位での訓練】
【ベッド上での訓練】
脳梗塞リハビリガイダンス
第3章 介 護
サービス利用票・居宅サービス計画書・福祉用具請求書 です。
施設介護、在宅介護の分類について
デーサービス
ワンポイントレッスン
・ 脳梗塞は、初期の数時間が勝負です。この段階で アルテプラーゼ(tPA)を投与すれば血栓が解けますので健常者の状態が維持されます。但し、血管が破裂した場合の大出血の危険がありますので医者は投与するかどうか時間経過を調べかなり慎重になります。
・ アルテプラーゼ(tPA)投与以外は、脳細胞が死にます。死んだ細胞は絶対に蘇生しないです。あきらめてください。それと同時に後遺症が残る事態になります。後遺症は、個人によって程度差があります。
・ 後遺症は、医者や看護師では治せないです。医者や看護師は医療関連の処置ですから間違えないで下さい。
・ 後遺症は、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士 の指導を受けながら少しずつ直します。千里の道も一歩からの気持ちで頑張りましょう。長い戦いが始まります。
・ あくまでも我々は脳梗塞の患者です。医者や各種療法士のような専門家ではないです。肝に銘じましょう。要するにこれらの専門職知識を出来るだけ取り入れて適切なリハビリに自分自身を誘導することが大切です。後遺症は、一生続きます。
・ 脳梗塞は、右脳か左脳かによってかなり症状が違います。右脳ですと左側に障害が、左脳ですと右側に障害が残ります。対角線方向です。また腕や足の麻痺以外に、高次脳機能障害もあります。いろいろな障害が残りますので後遺症対策は大変です。まずは、定期的に病院に通院して今後の再発に備えます。再発すると薬を飲んでいても今度は太い血管がやられますので以前とは比べ物にならに程重い障害が残ります。病院と医者通いは、必須です。
・ 入院から退院までの医療費 および 高齢者の介護認定などさまざま対応が迫られます。ケアマネージャーがすべて対応する訳では無いです。自分の事は自分で解決するポリシーが必要です。住宅改修などは、家族とよく話し合って今後の快適な生活を確保しましょう。医療費も3割負担ですので家計の負担も大変ですよ。高額医療費対策も忘れずしましょう。2025年までは、後期高齢者急増です。会社勤めで、家庭も医療も全く関心のなかったバリバリの団塊世代のお爺ちゃんが脳梗塞のような病気で入院・リハビリとなります。
当方も日々悪戦苦闘で頑張ってます。一緒に頑張りましょう。
概 論
高齢化率(総人口に対する65歳以上の割合)は、2040年に3,868万人でピークを迎え、その後は減少すると言われています。2040年度の社会保障給付費(医療・介護給付費)は、92.5~ 94.3兆円になると推計されており医療・介護保険がまともに使える時代ではなくなります。後期高齢者医療における被保険者数は年々増 加しており、高齢者の脳卒中有病者数は、2020年現在 288万人となっています。厚生労働省の推計では、要介護者数も2025年まで増え続ける見込みです。
今回、私の脳梗塞の発症・治療経験をもとにどのように対応していけばよいかまとめてみました。皆さんと一緒に考えましょう。脳梗塞は、ある日突然襲ってきます。発症後は後遺症が残りますので、一生病気との戦いが続きます
解説をわかりやすくするため、動画Youtube ・静止画を他より 多数 引用しています。動画は、説明補助であり非営利になります。
・ 未来ケアの介護TV紹介です。
介護の仕方 介護生活 介護の豆知識 医療の豆知識 その他
脳梗塞は、上記サイト解説だけでは解決できないです。なぜならば、実際の脳梗塞患者に立った解説がないからです。以下をじっくり読んで、脳梗塞発症から維持期までを対応して下さい。
第1章 脳梗塞とリハビリ
(1) 日頃の脳梗塞対応
日常の仕事や家事に忙しいとついつい脳梗塞の兆候を見逃がしやすい傾向があります。あくまでも、こういう注意点に留意するべきというご提案です。
脳梗塞は、ある日突如襲ってきますので発症後の対応と後遺症との向き合いがメインになると考えます。
FASTで早期発見に努めましょう。
私の場合は、心原性脳梗塞でした。いきなり倒れましたので出合いがしらの交通事故です。予測がつきませんでした。
下記画像をクリックして見開きページに移り、内容の詳細を見てください。見開きページ内では、スマホの場合タップしてスワイプすれば、ページを前後に送れます。
Youtube [いしかわFAST 脳梗塞 早期発見より] をお借りしました。
(2) 心原性脳梗塞が発症した
突然、めまいがおき座っていた椅子から転げ落ち、救急車で市民病院に搬送です。何が起きたか自分自身理解できていません。ダダごとではないなと直感します。
緊急搬送ですが、深夜の為 脳神経科の専門医者がいない。MRIの電源が入っていない。不運続きです。
結局、強烈な震えから脳梗塞の部位にあたる脳細胞が死んで手足が動かなくなります。後の祭りです。
どこがまずかったのでしょう。
・ 脳梗塞は時間との戦いだ!
脳梗塞とは、脳血管に血栓が閉塞して脳への血液供給が停止して、脳組織の不可逆的損傷が生じて、重篤な神経後遺症を生じさせる病気です。
アルテプラーゼ(tPA)という脳梗塞治療薬は、閉塞した血栓を溶解させ、途絶した脳血流を再開させることが可能で、発症4.5時間以内にこの薬剤を静脈内投与できれば、脳梗塞が劇的に良くなる可能性があります。この治療薬は、非常に大事ですので頭の中に叩き込んでください。しかし、この治療薬は、合併症(脳出血、出血性梗塞)が出現することもあるので要注意です。
他の出展図より引用しています。
脳梗塞の疑いのある場合は、一刻も早く病院に行き、この治療法の適応時間内に確定診断され、適応の有無を主治医に判断してもらう必要があります。
(3) 脳梗塞が起こったら、どうするか
直ちに119番に電話して救急車を呼び、脳梗塞の専門病院で診てもらうことです。これ以外、助かる道は無いです。症状はいろいろありますので決めつけれらないです。重症の場合はもちろん、軽症と思われる時も救急車を呼びます。脳梗塞の最も効果的な治療は、脳梗塞が起こってから時間があまりたっていない時(早期)にしか行えないです。医者も危ない治療はリスクが高いので対処しないです。効果があるかどうかに時間的な制約が関係していることをよく覚えておきましょう。t-PA治療(t-PAによる経静脈血栓溶解療法、後述)は、起こって4.5時間以内、カテーテル(細い管)を使用して詰まった血栓を除去する血管内治療は8時間以内の患者さんが対象となります。この限られた時間内に専門病院を受診し治療を受けられるかどうかが、その後の経過を左右するのです。
救急車が来るまでの対応も重要です。頭を水平にした状態にします。頭を上げると脳への血の巡りが悪くなり、さらに意識が かすれ麻痺やしびれが悪くなります。すぐに周囲の人に助けを求め、できるだけその場で横になってください。私の場合は、椅子から床に転げ落ちました。
私は、掛かりつけの脳神経科の先生がありませんでした、結果 処置までに時間がかかり手遅れ(MRI装置の電源が入っていない、夜中なので医者がなかなか来ない)です。救急車での搬送時にどの病院にしますかの確認あります。大事なのは、どんなに軽い脳卒 中でも発症直後は入院が原則だということです。
(4) 画 像
脳梗塞は、発症直後のMRI画像を見て 脳のどの部位が損傷を受けているか判断するのが大切です。これからの長い戦いの幕開けになります。
脳画像の見方として、通常CTやMRIの画像表示は左右逆になっておりますので、
画像の向かって右側が身体の左、画像の左側が身体の右、としてみます。
分からない場合は、脳神経の先生に聞いてください。しつこい奴だと言われますが、それも勉強のうちです。
CT(Computed Tomography)
X線を照射して得られた断層写真を、コンピューターによって再構築して画像化したもので、コンピュータ断層撮影と言われています。頭蓋骨は白色に写り、脳実質は灰色です。検査時間は検査部位によりさまざまですが約5~20分です。脳内に血腫があると、初めは白色を示しており、10日以上過ぎると次第に灰色へと変化していきます。
MRI(Magnetic Resonance Image)
磁気共鳴画像です。エックス線は使用せず,強い磁石と電磁波を使って体内の状態を断面像として描写する検査になります。CTは基本的に水平断面 一方向のみの画像ですが、MRIはこの水平方向(水平断)に加え、身体の前後方向(矢状断)や左右方向(冠状断)の画像も表すことができます。脳の形態や病変を三次元的に捉えることが可能です。正確に言えば、磁気・電磁波そして水素原子の動きを利用して体の臓器や血管の状態を確認する検査です
・ 血液検査について
編集中!!
脳梗塞を発症してから今更ですが、主な検査を列挙してみます。赤字記載は日頃から注意しましょう。カッコ内は、単位です。検査結果は、全てはチェックしきれません。
CK-MB (IU/l)
BNP (pg/mL)
心筋トロポニン (ng/mL)
ASTGOT) (IU/l)
ALT(GPT) (IU/l)
AST(GOT)、ALT(GPT) (IU/l) 肝細胞検査です
γ-GTP (IU/l) αグルタミルトランスペプチクーゼ 肝臓検査です
T-BIL (mg/dl)
TSH 負荷 (μIU/mL) 脳の下垂体ホルモン検査です
FT3 負荷 (pg/mL)
FT4 負荷 (ng/mL) 甲状腺ホルモン検査です
NTproBNP (pg/mL)
ALP (IU/l) 善玉検査です
LDH (IU/l) 悪玉検査です
LDL ( mg/dl) 善玉検査です
CPK ( IU/l)
UA (mg/dl) 尿酸検査です
尿素窒素(BUN) (mg/dl) 腎臓脱水検査です
UN (mg/dl)
CRE (mg/dl)
TP (g/dI)
ALB (g/dl)
A/G
AMY (IU/l)
NA (mEq/l)
K (mEq/l)
CL (mEq/l)
CA (mg/dl)
Ca補正 (mg/dl)
血糖 (mg/dl ) 糖尿病検査です
(5) リハビリ関連の用語や一般
脳梗塞は、脳神経関連のお医者様 や 各種療法士が 専門用語を乱発します。まず、全部理解することは出来ません。最低限の内容を理解しましょう。
筋緊張の抑制方法は、独自の治療手技による構築であるため、参考文献・学会論文等の記載・データはないです。過去の患者が治験対象となり医療分野(脳神経)・スポーツ分野での客観的評価を基に技術を構築しているのが世間一般の資料です。そのため治療成績という形でしか表現できないのが現状となります。
以下、専門用語が出ますので概念を理解するのが良いでしょう。当方が理学療法士から受けたアドバイスです。
神経筋促通法は川平法を用いた神経刺激と反射を利用して、関節を動かし反復練習することで機能向上を目指すのが一般的です。
歩行訓練では、麻痺側下肢への荷重及び体重移動・コントロールを三次元で調節する方法で正常歩行の獲得・日常生活から転倒リスクを排除する目的で歩行訓練を行いましょう。
(1) 筋緊張抑制
① 定義
筋緊張抑制には主に圧迫・牽引・回旋の3つの要素を用いて実施します。具体的には、圧迫と牽引で筋肉自体を抑制し、回旋を加えることで各々の筋肉を支配している神経を抑制させる方法を用います。又、筋肉の抑制に伴って全身のアライメントを調節・修正を図り、動作時での筋緊張を上がりにくくします。
全身の筋緊張のコントロールには、「骨格筋と筋の触察法:著者・川上敬介」から筋連結を元にして考案します。全ての筋緊張をコントロールする場所はL₃部(腰椎3番)であり、L₃支配の筋を始めにコントロールします。
② 治療開始肢位
基本的には一番安定性の高い背臥位(仰向け)での姿勢を基本とし、全身の筋緊張が落ちやすい肢位での治療を行います。(治療の段階で側臥位になることがある)
③ 治療手技
・下肢
(大腿前面)腸腰筋→薄筋・半腱様筋・半膜様筋・縫工筋を同時に圧迫します。(大腿後面)同時に大殿筋・中殿筋・梨状筋を圧迫します。その後麻痺側下肢を内旋位(内側)に捻転し牽引を行います。
続いて、(大腿前面)内側広筋→長内転筋・大内転筋・恥骨筋を圧迫します。(大腿後面)梨状筋・上双子筋・下双子筋・外閉鎖筋・内閉鎖筋・外閉鎖筋・大腿方形筋を全て同時に圧迫します。最後に、大腿二頭筋を圧迫することで大腿部の抑制を終了させます。
・体幹
(前面)腹直筋・腰方形筋→腹斜筋・腹横筋を圧迫します。同時に(後面・側面)広背筋を圧迫します。続いて、(後面)下後鋸筋・脊柱起立筋下部→中部→菱形筋・大円筋・肩甲挙筋まで圧迫します。
前面)大胸筋・小胸筋・肋間筋→烏口腕筋・上腕二頭筋を圧迫して、その後側臥位とし、骨盤を固定後、体幹軸の捻転を行います。その際に、再び腰方形筋・広背筋を抑制し、腸腰筋部までを抑制してから捻転します。
甲骨部では菱形筋を中心とした頸部までの筋肉を抑制していきます。
(2)神経筋促通法(川平法)
Youtube [促通反復療法 川平法 膝] をお借りしました。
① 定 義
促通手技によって随意運動を実現し、それを反復することによって随意運動を実現するために必要な神経路を再建・強化することを目的とした神経路強化的促通療法です。
②治療方法
主に、下肢中心としたメニューを行います。順番としては下肢の遠位からアプローチをしていく予定で、足関節の背屈を徹底的に行います。
足底刺激・前脛骨筋刺激です。その後、足趾・股関節屈曲・膝屈曲を行い股関節部の回旋要素を取り入れていきます。
(3)歩行訓練
①内容
麻痺側下肢への荷重不足・麻痺側下肢での足関節背屈不足・股関節屈曲の促通不全。
この3つのポイントの修正を行っていきます。
その後、体幹の回旋・麻痺側上枝の腕振りを行い、杖からの離脱を開始し、独歩へと移行していきます。
②問題点
上記に示した通りに3つ+αでの修正箇所があります。
抑制手技で下肢筋緊張と体幹部の抑制を図った後、川平法で促通、その後応用動作として歩行にシフトしていきます。
③訓練メニュー
・両脚立位時での麻痺側下肢への荷重
・返却率維持での麻痺側下肢への荷重
・バランスマット上で、片脚立位での麻痺側下肢への荷重と重心コントロール
・屋外歩行での麻痺側下肢への荷重と足部背屈を促す。
・屋内での段差昇降訓練を行い、足尖部への荷重コントロールを実施。
・屋外で麻痺側での杖歩行
・独歩での杖歩行
・屋内でのハーフスクワット
※スクワットの際は体重負荷の場所を膝関節やや上方に制限します。
この3つのメニューを軸にしてリハビリを実施し、膝での体重負荷の安定を図ります。体幹で前後・膝で上下・骨盤で左右(回旋)、この3つで三次元の動きを確立させ、正常歩行に戻します。
(6) 脳梗塞発症後、どのように対応するか
脳卒中の後遺症で代表的な症状は、「痙縮(けいしゅく)」です。
痙縮(けいしゅく)とは筋肉が緊張しすぎて、手足が動かしにくかったり勝手に動いてしまう状態のことです。手指が握ったままとなり開きにくい、ひじが曲がる、足先が足の裏側のほうに曲がってしまうなどの症状がみられます。
脳卒中の発症後、時間の経過とともにまひ(片まひ)と一緒にあらわれることが多い症状です。
ウェルニッケ=マン “うぇるにっけまんのしい“と読みます]の肢位 として知られています。
脳梗塞リハビリセンター 様に、参照動画あります。
その他、高次脳機能障害なども発症します。
脳の機能のうち、言語や記憶、注意、情緒といった認知機能に起こる障害を高次脳機能障害と言います。治りにくいです。
他の出展図より引用しています。
Youtube [劣位半球右脳損傷で出現する高次脳機能障害 ~No.47 理学療法士国家試験対策 シリーズ~] をお借りしました。
ちょっと専門になりますが、
脳梗塞の新しい脳血管内治療方法Penumbra(ペナンブラ)システム を解説します。
Penumbraシステム(以下Penumbra;ペナンブラ)が最近になり認可されました。Penumbraは血栓を掃除機のように血栓を吸引して回収する器具で、MERCIよりも細い血管にやさしく、血栓を回収します。
脳梗塞に対する治療はt-PA、MERCI、Penumbraなどの治療法があります。どの治療法がいいのかは、脳梗塞や閉塞血管の部位、発症から来院までの時間、画像所見などにより判断されます。発症から4.5時間以内の急性期脳梗塞に対するtPA静注療法は、時間制約があり救急車などでの緊急搬送以外は対応が難しいです。
脳損傷における『機能乖離』あるいは『遠隔性機能障害』と言われる現象です。脳で直接損傷された部位だけでなく,その部位と線維連絡している部位にも血流低下を認めその部位の機能障害が生じることです。
脳梗塞周囲の大脳皮質、対側半球の大脳皮質、対側小脳、尾状核の梗塞により,前頭葉の機能低下が起こります。以下のタイプに分類されます。
・ diaschisis at rest 局所脳損傷による遠隔領域の代謝低下
・ functional diaschisis 損傷後による他との関連性の弱体化
・ connectional diaschisis 異なる脳領域間の結合強さや方向の変
・ connectomal diaschisis 白質線維の低下・強化
脳梗塞を発症しリハビリ段階に突入した時点で、くよくよ過去をタラれば回想する人が多々います。ダメです。後遺症は自分で治すしかないです。死んだ脳細胞は絶対に生き返らないです。肝に銘じておいてください。
大丈夫です、人間の体はうまく出来てます。死んだ細胞の代わりの脳細胞が蘇生します。この細胞が死んだ細胞の代わりをしますので、後は根気よくリハビリを継続して健常者の状態に戻してきます。私の場合を取り上げれば、急性期病院から回復期病院に移ったあとに代わりの脳細胞が機能しました。発症から1ケ月後です。ちょっと遅すぎました。別の脳細胞が機能したかははっきり分かります。電気信号が足・腕に走りビリビリっと感じたという方もおられます。当方の場合は、左足が金縛り状態でまったく動きませんでしたが病院のベッドで明け方、金縛りしている足のひもがぶちゅぶちゅ って感じで切れていくのが分かりました。
Youtube [ニューロンとシナプス超わかりやすく] をお借りしました。
なお、 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士 は 三種の神器です。しっかり名前を覚えましょう。
理学療法士(PT:Physical Therapist) [“ピーティ” と言ってます]
理学療法士は基本的動作に必要となる各関節の動きや筋力などをチェック(評価)し、基本的動作能力を向上させたり、獲得させたりするための運動や練習を行います。一般には、要介護状態や加齢、事故などによる身体機能障害からの回復目的のトレーニングを行わせたり、脳卒中での後遺症が残った者、運動能力発達の遅れがみられる新生児ら、循環器・呼吸器・内科・難病疾患などの身体的な障害を持つ人に対して、医師の指示の下その基本的動作能力の回復を図ることを目的に、運動療法や物理療法を行わせる者を言います。起き上がる、座る、立つ、歩くなど生活をするうえで、基本となる動作を「基本的動作」といいます。理学療法士は基本的動作に必要となる各関節の動きや筋力などをチェック(評価)し、基本的動作能力を向上させたり、獲得させたりするための運動や練習を行います。
作業療法士(OT:Occupational Therapist) [“オーティ” と言ってます]
作業療法士は不自由になった腕や手の機能などについて評価し、応用動作能力を向上させたり、獲得させたりするため、主に作業を取り入れながら練習を行います。一般に作業療法とは、『身体又は精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため、手芸・工作その他の作業を行なわせること』とされており、作業療法士は「理学療法士及び作業療法士法」同法第2条4項において『厚生労働大臣の免許を受けて、作業療法士の名称を用いて、医師の指示の下に、作業療法を行なうことを業とする者』と位置づけられています。
理学療法士と作業療法士の違いについて疑問が出ますが、回復期の病院でリハビリを受ければすぐわかります。理学療法士はストレッチの後足回り専門のリハビリを実施します。それ以外の言語関連を除いた業務が作業療法士の仕事です。
言語聴覚士(ST:Speech Therapist) [“エスティ” と言ってます]
言語聴覚士は「聞く」「話す」「読む」「書く」などの言語機能の障害をもった方の評価を行い、必要な練習や助言をします。
では、リハビリって、どんなことをするか? リハビリの定義から説明します。
リハビリテーション (rehabilitation)
病気や外傷によって身体的あるいは精神的な障害が起こると、本来ごく自然に行われていた家庭的、社会的生活が制約されるようになります。障害者(患者様)の機能回復訓練や地域社会において自立した生活を送れるようにすることが必要になります。こうした障害のある人に対して残された能力を最大限に回復させ、また新たな能力を開発し、自立性を向上させ、積極的な生活への復帰を実現するために行われる一連の働きかけをリハビリテーションと言います。リハビリテーション【Rehabilitation】とは、ラテン語の【rehabilitare】が語源となっており、【再び(re)人間らしい状態にする(habilitare)】というのが本来の意味です。
リハビリに入る前に、各ステージ(段階)がある事を理解しましょう。普通、脳梗塞の患者は救急車で病院に搬送されます。そうでない対応は処置遅れで重い障害が残ります。急性期の病院は薬治療が中心ですがそれだけでは脳梗塞の後遺症には耐えきれません。初期のリハビリから本格的な理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を交えた回復期病院でのリハバイリが開始されます。
急性期病院のリハビリは長くて、3週間程度です。次に、回復期病院に移ります。ここで本格的な機能訓練を実施します。最大で、5ヶ月程度です。どの程度入院するかは、回復期の医者が判断します。脳梗塞は薬では治らないです。端的に言えば、機能回復を各専門の療法士が指導してくれると思えば良いです。
最後に、維持期です。この段階は、誰も助けてくれません。ケアマネージャの紹介で、デーサービスやデーケアを利用する手段がありますが、所詮ケマネージャーは、福祉関連ですから医療関連はわからないと思えば良いです。訪問リハビリもありますが、歩き中心で本格的に機能回復には程遠いです。一番良いのは、あんまマッサージや理学療法士など複数の資格を持っている年配の機能訓練の先生を活用するのが良いです。見違えるほど回復します。
下記画像をクリックして見開きページに移り、内容の詳細を見てください。見開きページ内では、スマホの場合タップしてスワイプすれば、ページを前後に送れます。
リハビリテーションはそのステージにより、次の4つに分けられます。
・急性期リハビリテーション
・回復期リハビリテーション
・維持期(生活期)リハビリテーション
・終末期リハビリテーション
■急性期リハビリテーションとは
発症して運び込まれた病院で、意識回復後直ちに、「現状より悪くしない」ことを目的としたリハビリです。脳卒中による麻痺,言語障害,嚥下障害,骨折などによる筋力低下,心臓疾患や肺疾患に伴う呼吸障害などに対して機能回復を目指します。おおむね発症から数日後~1か月くらいの期間が急性期リハビリテーションになります。昔は、治療中心でしたが、最近は早期からリハビリテーションを開始している病院が多くなりました。急性期のリハビリを終え、ある程度身体を動かすことができるようになったら、回復期リハビリに移行します。この時期のリハビリは、リハビリ専門病院などで行われ、機能が低下している部分の回復、場合によっては麻痺していない健康的な半身を用いた日常生活を行うための機能訓練を目指すことが主な目的となります。回復期リハビリを終え、退院後は、最終的 自宅や地域の施設などで行うリハビリになります。日常動作を維持することが大切な目的であり、併せて服薬や生活改善など再発を防止する観点も重要になります
■回復期リハビリテーションとは?
急性期で治療を受け、病状が安定し始めた発症から1~2ヶ月後が回復期です。 この回復期の集中的リハビリテーションを回復期リハビリテーションと言います。救急病院などでは病状が安定し、急な病変などが考えにくい段階まで回復した患者には退院や転院を求めます。私の場合は、何度も回復期病院を捜すように催促されました。当然、脳梗塞は完治していません。回復期の病院は、早期離床・積極的な起立・歩行訓練による廃用症候群予防に努め、患者さまの機能・能力向上に努めている病院です。
病院によっては、大学教員が来院し臨床指導・研究指導を行っている場合もあります。
”医療施設において:回復期” の 動画をお借りしました。
■終末期リハビリテーションの定義とは?
「終末期リハビリテーション」は、疾病やケガ、高齢が原因で、自立した生活を営むことができず、症状の改善も困難な人に対し、最期までその人らしい人生を全うしていただくためのリハビリテーションとされています。終末期リハビリテーションが必要な時期になると、大半が食事、排泄、入浴などの日常生活動作(Activities of Daily Living)が著しく低下します。それでもできる範囲の自立した生活が送れるように、QOL(quality of life=生活の質)即ち、テンションをできるだけ下げないためのリハビリテーションを行うことは安らかに看取りを迎える意味でも大切なものとされています。
■ブルンストローム・ステージの概要 [ここは、非常に大切です]
日本のリハビリ分野で多く用いられるブルンストローム・ステージ(Brunnstrom. Brunnstrom. Brunnstrom stage)。これはスウェーデンのシグネ・ブルンストロームさんが考案した評価法で、片麻痺の検査として臨床現場で幅広く使用されています。
動画は、Youtube [測定評価シリーズ1 ROM測定] をお借りしました。
脳卒中の運動麻痺の回復過程を順序により判断するために考案され、回復が進むにつれて共同運動から分離した動作へと移行し、徐々に正常な動作へ近づいていくという一連の回復過程を6段階で評価します。尺度は順序尺度が用いられ、6段階の麻痺の回復過程はローマ数字で表記されます。
結論をわかりやすく言えば、
・ 脳卒中による片麻痺の回復過程を6段階の順序に分けて判断するものです。
それぞれの回復ステージ。言葉では分かりにくいので
から図をお借りしました。詳しく説明されています。
早い話、我々は作業療法士や理学療法士の資格無いです。ですから、専門用語を理解できないでしょう。自分の手と足を 図と見比べて頂ければわかるはずです。
脳梗塞は腕と足の両方に麻痺がきますのできちんと区分けして対処してください。
Stage.Ⅰ=弛緩性麻痺(完全麻痺)
筋肉がダラッと緩んでしまっている状態で、自分ではまったく動かせず(随意的に動かすことはできない)、脳卒中発症早期に見られる。
Stage.Ⅱ=連合反応の出現
連合反応が誘発され、体の一部を強く働かせると、他の麻痺した部位まで筋収縮や運動が起こる。例として、「あくび」や「くしゃみ」をしたとたん、上肢では腕や指が曲がり、下肢では足がピンとまっすぐに伸びる。
Stage.Ⅲ=共同運動パターンの出現
共同運動では、個々の筋肉だけを動かそうとしても、付随するほかの筋肉までいっしょになって動いてしまう(一定の運動パターン以外の運動ができない)。共同運動には、屈筋共同運動(足や手が全体的に屈曲方向に曲がってしまう)と伸筋共同運動(足や手が全体的に伸びてしまう)2 種類の運動パターンがある。
Stage.Ⅳ=分離運動の出現
共同運動のように全体的に動いてしまうのに対して、それぞれの関節が少し分離して動くようになる。
Stage.Ⅴ=分離運動の進行
共同運動・痙性の出現が弱くなり、より多くの運動(分離運動)が可能になる。
Stage.Ⅵ=さらに分離が進み正常に近づく
共同運動・痙性の影響がほぼなくなり、運動の協調性や速度も正常化します。ぎこちなさは多少残るものの、個々の関節も自由に動かせるようになります。
以下、部位別のブルンストローム・ステージを記載します。
上肢(肩・肘)のブルンストローム回復ステージ
Stage.Ⅰ 随意運動なし(弛緩期)
Stage.Ⅱ 基本的共同運動またはその要素の最初の出現、痙縮の発現期
Stage.Ⅲ 基本的共同運動またはその要素を随意的におこしうる。痙縮は強くなり、最強となる
Stage.Ⅳ 痙縮は減少し始め、基本的共同運動から逸脱した運動が出現する。
①.手を腰の後ろに動かせる
②.上肢を前方水平位に上げられる
③.肘90°屈曲位で前腕の回内・回外ができる
Stage.Ⅴ 基本的共同運動から独立した運動がほとんど可能。痙縮はさらに減少する
①.上肢を横水平位まで上げられる(肘伸展,前腕回内位で)
②.上肢を屈曲して頭上まで上げられる(肘伸展位で)
③.肘伸展位での前腕の回内・回外ができる
Stage.Ⅵ 分離運動が自由に可能である。協調運動がほとんど正常にできる。痙縮はほとんど消失する
手指のブルンストローム回復ステージ
Stage.Ⅰ 弛緩性
Stage.Ⅱ 指屈曲が随意的にわずかに可能か、またはほとんど不可能な状態
Stage.Ⅲ 指の集団屈曲が可能、鉤型握りをするが離すことはできない。指伸展は随意的にはできないが、反射による伸展は可能なこともある
Stage.Ⅳ 横つまみが可能で、母指の動きにより離すことも可能。指伸展はなかば随意的にわずかに可能
Stage.Ⅴ 対向つまみができる。円筒にぎり、球にぎりなどが可能。指の集団伸展が可能(範囲はまちまちである)
Stage.Ⅵ すべてのつまみ方が可能になり、上手にできる。随意的な指伸展が全可動域にわたって可能。指の分離運動も可能である。しかし健側より多少拙劣
体幹と下肢のブルンストローム回復ステージ
Stage.Ⅰ 随意運動なし(弛緩期)
Stage.Ⅱ 下肢の随意運動がわずかに可能
Stage.Ⅲ 座位や立位で股・膝・足関節の屈曲が可能
Stage.Ⅳ 座位で足を床上に滑らせながら、膝屈曲90°以上可能
座位でかかとを床につけたまま、足関節の背屈が可能
Stage.Ⅴ 立位で股関節を伸展したまま、膝関節の屈曲が可能
立位で患側足部を少し前方に出し、膝関節を伸展したまま、足関節の背屈が可能
Stage.Ⅵ 立位で股関節の外転が、骨盤挙上による外転角度以上に可能。座位で内側・外側のハムストンリングスの交互収縮により、下腿の内旋・外旋が可能(足関節の内返し・外返しを伴う)
手順・やり方
ブルンストロームの検査肢位は、背臥位・座位・立位とあるため、転倒リスクに注意して実施します。できれば検査前に関節可動域を測定し、痛みなどを確認しておくことでスムーズに検査が行えます。
検査は「Stage.Ⅲ」から始めて、問題なければ「Stage.Ⅳ」へ。不可能であれば「Stage.Ⅱ」へ移行して評価を進めていきます。評価を進める際は、筋力に着目するのではなく、筋出力の質に着目して評価を行っていきます。
まとめると、
・専門内容は理解できないので、理学療法士や作業療法士に任せましょう。
・大事なことは、検査自体は作業療法士や理学療法士がやりますので、自分がどのレベルかをしっかり判断する事です。
工事中!!
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自分で出来る体操です。参考にして下さい。
自主練メニュー
・タオル握り
足指の握りを認識して左右差を見てください。
・ボール踏み
三角形にボールを回し足の裏の筋を伸ばしてください。
・棒で擦る
筋の伸張を促してください
・体幹の回旋
筋肉トレーニングの例です。動画を見たほうが早いです。
〇 レッグプレス
”レッグプレス”の図
スクワットと同等の効果があるが、スクワットが自重以下に負荷を下げることが難しいのに対して、レッグプレスはマシンの設定重量下限まで負荷を下げることが可能です。このため事故の可能性が少なく、ウエイトトレーニング初心者に向いたエクササイズである。足の筋力が低下した入院患者のリハビリテーションなどにもよく用いられる。足をフットプレートの上の方に間隔を広くとって深く下ろすとハムストリングスと大臀筋に、下の方に間隔を狭くとって浅く下ろすと大腿四頭筋によく効く。大腿四頭筋の脚の付け根のほうを発達させたい場合は後者の方法をとる。傾斜がついたタイプの他に、水平方向に押すタイプもある。
Youtube [エ動画で解説! トレーニングマシンの使い方【レッグプレス】] をお借りしました。
〇 セラバイタル
”セラバイタル”の図
足・股関節・ひざ関節を動かすことで、運動機能を高めます。自分の力でペダルをこげる方も、こげない方も利用できます。腕のトレーニングもできます。
Youtube [リハビリ機器 セラバイタルシリーズのセラバイタル ティーゴ、モビ、バランストレーナー バロのご紹介。 ] をお借りしました。
〇 アブダクション
”アブダクション”の図
ウエイトトレーニングの種目の1つ。中臀筋の筋力・筋量を増やすことができる。
Youtube [意外と大事なトレーニングマシン!! アブダクション&アダクションの基本的な使い方!!!] をお借りしました。
私は腕周りはリハビリしてませんが、以下があります。
●ペグボード
手指の巧緻(こうち)性(つまんだり、離したりする機能)を高めるため、麻痺した手でペグ(木釘)をつまんだり、ボードに差し込んだり、ペグを指先で反転させた
りします。
●利き手交換
していた、もろもろの動作を、非利き手で行うとなると、とても困難になります。利き手に軽い麻痺が残っている場合は、書字や箸練習などもします。もし、利き手に障害が残ると判断される場合は、利き手交換の練習を始めます。
①ステップ訓練
方法:
左足を軸にして、右足を前歩に出す。
① 右足を出した際に膝を曲げ体重をかけるように。
② 右足を出した際に体が前に行かないように真っ直ぐにする。
股関節外転訓練 10回×3セットを目指す
②スクワット
方法:
体を真っ直ぐにしながら、膝を曲げる。
① 体が前に行かないよう気をつける。
② 右足だけに頼らず両足均等に体重がかかるように意識して行うようにすることが。
③ヒールアップ(踵上げ)
方法:
真っ直ぐ立った状態から両踵を上げる。
① 両足が困難であれば、片足ずつでも大丈夫である。
①SLR(足上げ)
方法:
左写真:膝を伸ばしながら両足を上に挙げる
右写真:膝を曲げながら片足を挙げる
②股関節外転訓練
方法:
横向きになり、足をまっすぐ上に挙げる。
① 足が前に行かないようにする。
② つま先が上に向かないようにまっすぐにする。
③ お尻上げ
方法:
股関節及び膝関節を曲げた状態より殿部を上に挙げる。
①殿部と体が一直線になるように意識しておこなう。
毎日忘れず実施する事が肝心です。実施する際は、注意点を良く確認し実施してください。
リハビリの動画を紹介します。ここからは、我々が独自に撮影した動画になります。
足・膝回りのマッサージになります。ハムストリングを伸ばします。
針治療についてです。
鍼(はり、英: Acupuncture),鍼治療(はりちりょう)とは、身体の特定の点を刺激するために専用の鍼を生体に刺入または接触する治療法です。
身体のツボの中でも、手、顔、まぶたと眼球、唇を刺激することによって、脳梗塞によって失われた機能を補完する働きが促進されます。
Youtube [鍼治療で手指の痙縮改善!!【脳卒中リハビリ】] をお借りしました。
脳梗塞で入院すると、急性期病院から回復期病院と経過するとおおよそ4ケ月かかります。日数は、主治医の判断で決まります。
この間の病院代金は、とんでもない金額の請求が来ます。個室を利用すると個室料金、毎日の食事代とか 医療保険を使っても3割負担は当たり前ですので貯金のない人は院から出て行けって感じでしょう。
入 院
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資料まとめ中です。
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介護保険制度において、国は制度の運営方針を決め、都道府県は国の指針に従い市町村を指導援助、市町村は都道府県の指導援助を受け、被保険者を管理し、給付を行う役割を担い、制度が安定化し、被保険者が問題なく介護保険サービスの恩恵を受けられるような仕組みになっています。
市町村が介護保険制度において果たしている役割は、以下の8つです。
①被保険者の資格管理に関する業務。
市町村に住む人が介護保険の加入条件を満たすのかの判断や、住所の確認、介護保険料の納付状況等の管理をする。
②要介護認定、要支援認定に関する業務。
被保険者からの申請を受け、実際に要介護・要支援認定を行う。
③保険給付に関する業務。
サービスを受ける被保険者に対して、実際の給付を行います。
④サービス事業者に関する業務。
サービス事業者の指定、監督や報告命令、実地指導、監査、基準の設定を行う。
⑤地域支援事業の実施。
要支援状態、もしくは要介護状態になる可能性のある高齢者を対象に、それを予防するためのサービスをしたり、住み慣れた土地で暮らせるように支援する。
⑥地域包括支援センターの設置と運営。
長寿あんしん相談センターと名前は変わっていますが、市町村をエリアで分け、そのエリアごとに担当を決め、そこに住む高齢者の把握、必要に応じてサービスを組んだり、様子を見に行ったり、管理を行うセンターを設置する。
⑦市町村介護保険事業計画の策定を3年ごとに行う。
3年ごとに計画を策定することが義務付けられており、保険者として市町村が今後どのように地域の介護福祉を進めて行くのか、都道府県に、このような計画で介護保険事業を行います、と提示します。
⑧保険料に関する業務、介護保険の財政運営。
介護保険制度の財源の公費で賄う50%のうちの、国の負担分25%、都道府県の負担分12.5%を引いた、残りの12.5%を負担します。財政安定化基金においては、国や都道府県同様に3分の1を負担すること、になっています。
・介護関連や介護保険は 全てお住まいの市区町村が管轄します。普通は、高齢介護課と応対してください。社協や地域包括センターも関連する場合もあります。
・介護保険制度は3年ごとに見直しが行われ、市区町村の関連部署は対応します。
・介護関連書類(要介護の認定、各種サービス)は、高齢福祉課に書類を出しましょう。全てをケアマネジャーに丸投げする人がいますが間違いです。あくまでケアマネージャーは仲介業者ですから 介護を受ける人が良く理解して対応する必要があります。当然、お医者様や住宅改修時にお世話になる業者様も関連しますので皆さんがしっかりしないとダメです。ケアマネージャーは、1人で 20名から30名程度見ますので各自を見切れるわけ無いです。
介護保険法とは、年齢を重ねるにつれ介護が必要なった心身の疾病を抱えた方を支援し、費用を給付する制度です。
介護保険制度では3つの理念があります。
・自立支援
・利用者本位
・社会保険方式
介護保険制度では、サービスの1〜3割が利用者負担、制度を運営している市区町村が残りを支払うという「給付と負担」の関係が明確である社会保険方式を取っています。
ここらあたりをしっかり勉強しないと、要支援、要介護などが分からないです。
後期高齢者は、ケアマネージャー必須でしょうが、これが海戦山戦で知識のない我々は右往左往します。まず、ケアマネージャーは、ケアプラン作成に元ずいてお世話するだけですからあれもこれもと考えるのは大間違いです。そもそもケアマネージャーは医学経験は無いです。介護認定時においてもケアマネージャーに任せれば安心だわ なんて、考えられない発言を繰り返す人達がいます。困ったもんです。
ケアマネジャー(介護支援専門員)の定義
ケアマネジャーは介護の知識を幅広く持った専門家です。 介護保険では、介護サービスを利用する方々にとって、大切な役割を担います。
・ 介護を必要とする方や家族からの相談に応じたりアドバイスをします。
・ 申請の手続きや更新の代行をします。
・ 利用者の希望にそったケアプランを作成します。
・ サービス事業者との連絡調整をします。
・ 利用者の心身の状況の変化を把握し、必要に応じてケアプランの見直しを行います。
保健・医療・福祉の各分野で5年以上の実務経験があり、都道府県の実施する筆記試験に合格後、実務研修を修了した人です。
最初に、各種書類関連に述べます。
デーサービス や 介護施設 、ケマネージャー にかかわると全く特殊な世界なので訳が分かりません。団塊の世代は、仕事に邁進して家庭の事は無関心ですから仕方ないと言えばそれまですが、これからはそうは問屋が卸しません。超高齢化社会になりますので奥さまやケアマネージャーに任せておけば面倒見てもらえるなんて甘いです。自分の事は、自分でしましょう。基本はどのような流れになっているか、どう処理すれば良いか理解できれば良いです。頑張りましょう。
・ サービス利用票・居宅サービス計画書・福祉用具請求書 です。
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病人や老人を日常生活の身体的困難などに対して補助したり看護したりすること。80年代後半から日本でも,老齢者や配偶者の介護が国と社会の制度的対応を必要とする,社会福祉,社会保障の切実な問題として強く意識されるようになった。その背景は,社会の高齢化,核家族化,少子化,共働きの増加などである。80年代から90年代に,介護福祉士や介護休業制度などの法的な整備がなされ,2000年には介護保険法が施行された。介護者が長期の介護で〈うつ〉状態に陥る〈介護うつ〉の問題などよりきめ細かな対応を必要とする様々な問題もあり介護サービスの充実が求められている。他方,貧困率の増加,格差の拡大,年金問題や老人医療費問題など,介護に直接影響を及ぼす様々な課題が急増しており,介護制度のありかたは決して万全のものとはいえない状況にある。
ケア‐マネジャーが、絡んできます。介護施設とは蜜月の関連にあり実態はよくわかりません。ケア‐マネジャーは、介護支援専門員の通称。保健・医療・福祉サービスの利用者や介護者の意思を尊重しつつ,サービスをコーディネートし,サービスの利用支援や生活のケアを継続的に行うケアマネジメントの専門職。サービスの提供過程で,他職種間のチームアプローチに基づき,ニーズにサービスをつなぐ重要な役割を果たす。都道府県知事から資格が与えられる公的資格の一つである。介護保険法によって支援・介護認定を受けた人の相談を受け,ケアプランを作成し,介護サービス事業者との連絡,調整等を取りまとめる。地域包括支援センターや介護老人福祉施設等に所属し,ケアプランの作成や介護全般の相談援助,関係機関との連絡調整,介護保険の給付管理などを行う。介護支援専門員は5年ごとの更新制で更新には研修の受講が必要。
私も初任者研修の資格持ってますが 介護とビジネスは違いますので職務の実態はよくわからないです。
〇 施設介護
利用者の生活の基盤が 入所 ・特別養護老人ホーム施設にある
[入所]
・特別養護老人ホーム
・介護老人保健施設
・介護療養型医療施設
・有料老人ホーム
・グループホーム
・高齢者向け賃貸住宅
〇 在宅介護
利用者の生活の基盤が在宅(自宅)にある
[通所]
・デイサービス
・通所リハビリテーション
[訪問]
・訪問介護
・訪問入浴
〇 運営母体について
内容 「提供サービス」
〇 社会福祉法人
社会福祉事業を行うことを目的として、社会福祉法の定めるところにより設立された法人をいう。障害者や高齢者などを対象とした各種福祉施設や保育園、さらには病院や診療所などの医療機関の運営主体となる。
・特別養護老人ホーム
・グループホーム
・デイサービス
・訪問介護
・訪問入浴
〇 医療法人
病院、医師や歯科医師が常勤する診療所、または介護老人保健施設の開設・所有を目的とする法人である。
・介護老人保健施設
・介護療養型医療施設
・グループホーム
・適所リハビリテーション
〇 痔定非営利活動法人(NPO法人)
「特定の公益的・非営利活動を行うこと」を目的とする法人である。「非営営利」とは、団体の構成員に収益を分配せず、主たる事業活動に充てることを意味し、収益を上げることを制限するものではない。
・グループホーム
・デイサービス
・訪問介護
・訪問入浴
〇 営利法人
株式会社・有限会社 など。
・有料老人ホーム
・グループホーム
・高齢者向け賃貸住宅
・デイサービス
・訪問介護
・訪問入浴
さらに、詳細に説明します。
〇 特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)
特別養護老人ホームは、介護老人福祉施設とも言われます。65歳以上の者であって、身体上または精神上著しい障害があるため常時の介護を必要とする者(いわゆる寝たきり老人等)であって、居宅において適切な介護を受けることが困難な者を入所させる施設です。設置運営が地方公共団体または社会福祉法人に限られているため、公的な性格を色濃くもち、公費の援助を受けることができる点も特徴です。
常駐スタッフが生活支援から介護サービスまでのすべてを提供する施設で、通称「特養(とくよう)」と呼ばれます。入居対象は、要介護3以上で日常的な医療ケアを必要としない高齢者です。かつては4人部屋が一般的でしたが、2003年からユニットケアが制度化されたことにより、現在では個室が主流になっています。
〇 介護老人保健施設
介護老人保健施設は、要介護者(その治療の必要の程度につき厚生労働省令で定めるものに限る)に対し、施設サービス計画に基づいて、看護、医学的管理の下における介護および機能訓練、その他必要な医療ならびに日常生活上の世話を行なうことを目的とする施設として、都道府県知事の許可を受けたもの、と定義されています。
病院での治療が済んだ後、病状が安定するまでの高齢者を受け入れている施設で、通称「老健(ろうけん)」と呼ばれています。日常的な医療ケアが必要な方、病状は安定しているけれど、自宅での生活にはまだ不安がある方向けに、介護サービスだけでなく、医療サービスやリハビリ指導などを行います。もともと自宅復帰を目標に
しているので、原則として、長期の入居には対応していない点が特徴です。
〇 介護療養型医療施設
介護保険施設の一つで、要介護認定を受けた「要介護1」以上の方が入所(入院)できます。
急性期の治療が終わり、病状は安定しているものの、長期間にわたって療養が必要な方が対象の施設です。医学的な管理のもとでの介護や看護、リハビリが受けられます。介護療養型医療施設は、その名の通り「医療施設」なので、医療面のサービスはすべての介護施設・老人ホームのなかで最も充実しています。癌の吸引や水分や栄養をチューブで胃に入れる胃ろう、じょくそう(床ずれ)、鼻などから流動食を投与する経管栄養、尿管カテーテル、酸素吸入といった医療措置が必要な人でも問題なく入居が可能で、現実的にはターミナルケアや看取りの場となることも少なくありません。それと同時に、一番知名度が低い、システムの分かりにくい施設でもあります。これは介護療養型医療施設の大多数が、もともとの一般病院から介護療養型医療施設に転換したためで、外見上はさほど変わった印象はなく、外来も行うために一般のこれは介護療養型医療施設の大多数が、もともとの一般病院から介護療養型医療施設に転換したためで、外見上はさほど変わった印象はなく、外来も行うために一般の人には分かりづらくなっているためです。
今後、介護保険と医療保険の機能分担の明確化等の観点から、介護療養型医療施設を廃止にする方針を厚生労働省が明らかにしています。今後は、医療必要度の高い患者が療養病床を利用し、低い人達は介護老人保健施設、有料老人ホーム、ケアハウス、在宅などへの移行が求められるようになるでしょう。
資料まとめ中です。
利用者様、一人ひとりの人間性を尊重した丁寧で優しい介護を実施してくれます。
グループ内の「居宅介護支援事業所」、「訪問看護ステーション」、「クリニック」と連携を図り、 利用者様にとって安心と安全をサポートをしている施設が多数です。
サービスの特色等 パワーリハビリを中心に、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による個別リハビリなど、リハビリに力を入れた新しい形のデイサービスセンターが最近の傾向です。
トレーニングマシンです。
ワンポイントレッスン
・ あ・は・き
あん摩マツサージ、はり、きゆう の頭文字です。按摩マッサージ指圧師・鍼師・灸師の免許や登録、業務上の義務などについては、昭和22年(1947)公布された法律で規定されています。
・ 柔道整復師
接骨院の先生やスポーツトレーナーとして、骨・関節・筋・腱・靭帯などに加わる急性、亜急性の原因によって発生する骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などのけがに対し、手術をしない「非観血的療法」によって、整復・固定などの治療を行うことができる国家資格を持つ専門家です。
柔道整復師の仕事内容は、、」①整復法、②固定法、③後療法によって、整復・固定などの治療を行います。
①整復法整復法とは骨折した箇所を元の状態に戻す、また肩などの関節が外れた場合、元に戻すために操作する技術の事です。
②固定法固定法とは骨折や脱臼などをしてしまった場合に三角巾や包帯、副木などを使って患部を固定
③後療法後療法とは損傷した組織を回復させる治療法の事をいいます。後療法には大きく分けて「物理療法」「運動療法」「手技療法」の3つの治療法あります。する治療法の事をいいます。
・訪問リハビリ
自宅でリハビリする場合は、訪問リハビリを利用します。訪問リハビリテーションとは、病院、診療所、介護老人保健施設の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が利用者の自宅を訪問し、心身の機能の維持・回復、日常生活の自立を支援するために、理学療法、作業療法等のリハビリテーションを行うサービスです。
食事です。
〇 住宅改修 と 福祉用具
介護の世界に入って痛感させられることは、介護はビジネスでは無いと言う事を業者の方々はしっかり認識して頂きたい。ケアマネージャーは、大多数 医療知識が無いです。これだけ高齢者が急増している現状では、ケアプランを立てていればそれで良いという流れでは無いです。福祉用具関連業者もケアマネージャー・介護施設と密着してますので介護を受ける我々は訳が分からないです。
まず、介護・福祉は 厚生労働省 や 県 の管轄ではないと言う事を頭の中にたたきこみましょう。市区町村の管轄になります。社会福祉課、社会福祉協議会 です。我々は、素人ですから 当然 ”ケマネージャー” や ”福祉用具関連業者” が絡みます。住宅改修もそうです。
各種申請から認可までを おおまかに理解できれば事はスムーズに運びます。他人任せの考えが一番駄目です。
処方薬の一例です。脳梗塞再発防止の為にも医者の指示のもと服用しましょう。
資料まとめ中です。
用量は1日量が奮かれていることが多いため、服用にあたっては必ず集袋をよく見る必要があります。
薬 品 名
1 リクシアナOD錠60mg
血栓の形成を抑える薬です
2 ランソプラゾールOD錠15mg
胃酸の分泌を抑えて、胃や十二指腸ゐ旗痔や食道炎、胃炎等の症状を改善する薬です。
胸焼けや逆流感を予防する薬です。
ヘリコバクター・ピロリの除菌に用います。
3 メインテート錠2.5mg
脈のみだれを整える薬です。
狭心症の発作を予防する薬です。
血圧を下げる薬です。
心臓の働きを助ける薬です。
4 アロブリノール錠100mg
体内で尿酸が作られるのを抑える薬です。
5 二コランジル錠5mg
心臓へ酸素や栄養を供給してい拡げる薬です。
8 オルメテックOD錠40mg
血圧を下げる薬です。